あなたは,なにになりたい? 小説家? 人気歌手? スポーツ選手? 花屋さん? トップアイドル? 宇宙船のパイロット? 学校の先生? その思い,ここでかなえてみては?
十数年前,『サーチャーの時代』という本が出版された。コンピューターの導入が進み,データベースが整備されるとともに,それを検索する技術者が花形職業になると考えられた。だが,サーチャーの時代は訪れなかった。検索エンジンを利用して「誰もがサーチャー」という時代が到来した。そして誰もがウェブ上でサーチャーとなるのなら,情報を発信するすべての人たちは,情報を分かりやすく整理する「誰もが情報建築家」でなければならない。
ウェブ,の前にパソコンの性能の格段の進化は「誰もが…」いろいろなことができることを可能にした。たとえば,DTPのシステム。専門的な組版や印刷の知識が必要で,写植屋などの専門知識技能者が必要だった出版システムは,DTPソフトを利用することで,誰もが製本作業を行うことができるようになった(最低限の知識は必要だけど…)。すべてをデータとしてまとめ,後は印刷所に渡すだけで,大手出版社の作るものとおんなじものができてしまう。DTMもそう,誰もが,必要な音源でフルオーケストラの演奏でも可能だ。
そしてウェブでは,誰もが情報の発信者になることができるし,誰もが情報にアクセスすることができる。規律を持った平等制があって,初めてワイヤードは成り立っている。小渕内閣総理大臣のページも小渕ふぁんのぺーじ(^^ゞも,上下関係はない。そして,誰でも,なんだってできる。リアルではできない,そんな確信があるというのはステキなことだネ。
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